一度迷いだすと止まらない!こんな迷い症の方は結構いるハズです。しかも、振袖を選ぶ場合は普段買う洋服の価格(数千円)という単位ではないので余計に緊張しますよね。レンタルでも振袖は8万円以上します。  

振袖の色は赤に決めたけど、そのあとがなかなか決められない・・・。こんな振袖迷子の女子は、色だけでなく柄も決めると適当な振袖を決めやすいですよ。

今回の記事では、振袖の「柄」に注目した振袖選びについてお話させて頂きます。

振袖の柄には特徴がある

振袖はなぜあんなに人々をトリコにするのでしょうか。成人式に着物やドレスだって別に良いハズなのに振袖を着る人が圧倒的に多いのは、振袖の袖の長さと柄にあるかもしれません。

着物も良いですが、せっかくの成人式なので「特別感」が欲しい。未婚の女性の第一礼装である振袖は、そんな女性の特別感を十分に満たす着物です。着物を着るだけで奥ゆかしく見えるパワーがあるのに、振袖という長い袖を着ると動きが自然と優雅になるのです。

 

 

もう一つの振袖独自の特別感は柄にあります。着物の場合は無地のものも多く、浴衣の柄を見ても振袖ほど凝ったものではありません。振袖の柄は絞りや型染め・金箔など現代の言葉で言うとデコっているのです。デコ好き・盛り好きの女子が柄の派手な振袖が好きなのも、頷けます。

柄の配置

着物では全面に同じ柄が織られている小紋という種類がありますが、振袖の柄は絵羽模様という配置の手法が取られています。
生地が反物の状態から袖や肩などの柄が綺麗に続くように計算して染めるので、付け下げなどの他の手法よりも技術も手間も必要です。

 

綺麗に染められた絵羽模様の振袖は、画像のように袖を広げると高級品かそうでないかが一目瞭然。振袖選びに迷ったら、試着した際に袖を画像のように広げてみてはいかがでしょう。
柄合わせが美しく計算された絵羽模様の振袖は、前撮り写真でもキラリと光ること請け合いです。

縦か斜めか

次の特徴としては、振袖を正面から見た時の柄のラインの入り方です。よくあるのは、上記の画像のように斜めに入っている場合。または縦に入っている場合はよりスリムに見せる効果があります。体型が気になる方は、柄が斜めか縦に入っている振袖を選ぶと良いでしょう。

「そうは言っても、ほとんどの振袖は縦か斜めなのでは?」 いいえ。最近流行りのモダン柄では全面に柄の入っている洋服地のような振袖もあるのです。

 

例えばこんな振袖です。華やかでモダンでレトロ。
とても魅力的な振袖ですが、ぽっちゃりさんが着ると一つ一つの柄が大きく体型を強調する恐れがあります。

柄の分量

振袖選びで柄の分量はとても重要です。柄は振袖の大きな特徴の一つですので、柄があまりに少ないと振袖ではなく着物のような印象を与えます。また、柄一つ一つの大きさが小さいと慎ましく古風な印象、逆に柄が大きいとダイナミックで華やかな印象になります。

全体的に見ると、胸元や肩から肘あたりまでは無地の振袖も多いもの。それ以外の箇所(腰から裾までと肘から袖下まで)には柄が入っている方が華麗な印象の振袖となります。

柄のモチーフ

値段が同じくらいでアフターサービスなども同じくらいの振袖を比較し迷っていませんか? それなら、お気に入りの柄のモチーフの振袖を選ぶという選択肢もありますよ。

例えば、ある着物好きの友人は総絞りが普段から好きなので振袖も総絞りのものを選ぶとか(ちょっと高そうですが、、、!)。 「私は桜がすきだから桜柄にする」「雲取りが好きだから雲取りにする」なんて会話する女性は「安いからこの振袖にした」と話す女性よりも振袖にこだわりがあり魅力的な気がしませんか?

まとめ

可愛い振袖がたくさんありますが、色・値段・振袖会社の信頼性・特典などでどうにも絞り切れないなら、振袖の柄で選ぶというのも賢い選択方法です。なぜなら、振袖の購入やレンタルに支払うお金は振袖に払うものだから。

肝心の振袖が気に入らないのなら、安くてもモッタイナイ買い物になってしまいます。