成人式の振袖については全く興味がない方もいますが逆にとてもこだわる方もいます。特に母と娘では好みや世代も違うため、成人式前には振袖のことで揉めるご家庭も少なくないのではないでしょうか。

今回の記事では母も娘もハッピーな気持ちで成人の日を迎えるためのヒントをご紹介致します。

成人式の振袖には母娘の数だけドラマがあります

①娘が私の振袖を着てくれない

自分は成人式に着た振袖があるのに、大切に保管してきたのに娘は「この振袖は着たくない」の一点張り。こんな場合、お母さんとしては困ってしまいますよね。

昔は今のように10万円以下の振袖レンタルなんてありませんでした。そのため、振袖を手に入れるためには40万円以上もする新品振袖のために親がなんとかお金を工面したのです。

そんな家族の想いの詰まった振袖はステキです。娘さんとしても流行りのデザインが良いという気持ちがあるでしょうが、家族の想いを知ることも大切です。

 

②母の振袖を着ても喜んでくれない

母の振袖を着るとは言っていますが、お金がかかるから嫌々我慢している娘さんがいます。自分の成人式が家計の負担になるのは申し訳ないという気持ちはあるようですが、本当は違う振袖が着たいようで母としても複雑な気持ちです。

お金がかかるから娘に我慢させていいのか? せっかくの一人娘だから多少無理しても新品を買ってあげるべき? こんな思いが入り混じり、娘の成人式のことを考えると憂鬱になる母親がいらっしゃいます。

 

③他にもこんなケースが、、

成人式の振袖のことで夫婦喧嘩!残念ながら、こんなケースもネットでのお悩み相談には寄せられています。母親は自分が成人の日に振袖を買ってもらえなかったそうで、余計に自分の娘には新品を買ってあげたい気持ちが強いのです。

しかし、父親としては住宅ローンや今後の学費のこともあるのに1度しか着ない振袖にそんなにお金をかけられない、という切実な想いがあります。本来であればおめでたい成人式のことでお父さんとお母さんが揉めているなんて、子供としては心苦しくなってしまいます。

どうしたらハッピー?母娘が納得の成人式にするために

①思っていることを包み隠さず言おう

成人式の振袖のことで口論になるのは親子の絆を深めるチャンスです。結局、振袖のことで揉めるのはたいていお金の話です。振袖がTシャツのような価格であれば、親も喜んで購入し娘も自分の好きなデザインを選ぶはずですよね。

しかし、実際には振袖は安くはない買い物なので問題になるのです。ではどうすればいいか?母と娘が振袖にどれくらい思い入れがあるのか、まずは腹を割って話し合いましょう。

そしてお金のことは大事なことなので、母親も娘に正直に現在のおうちのお金の事情を話しましょう。無理をして借金をしてまで振袖を買う必要はありません。絶対に娘が新作振袖を着たいのであれば、半額は娘もアルバイトをして稼げるはずです。

 

②いくら家族でも「相手を思いやる言い方」を心がけよう

家族は毎日一緒にいる存在なので、コミュニケーションが雑になりがちです。
言わなくても分かるでしょ、とついつい家族には思ってしまうのですが、それは違います。

 

家族でも自分の気持ちを聞いて欲しいし、勝手に決めつけられては腹が立ちます。仲が良い家族でも揉めている時はいつもより「相手を思いやる言い方」にシフトチェンジしましょう。
画像のように、思っていることをメッセージや手紙にしてみるのも効果的です。

 

③たかが振袖、されど振袖。振袖をハッピーのきっかけにするには

振袖に思い入れがある人だけではなく、そうではない人がいます。意見が合わない場合にどうやって落としどころをつけようと考えたら、「振袖を着ればよかったと後悔する人」と「着なきゃよかったと後悔する人」のどちらが結果的に多いのか考えてみましょう。

女性は年齢を重ねていくにつれ、着物の良さや儀式の大切さを理解します。そのため、二十歳の時点では「振袖を着ないで免許を取りたい」という人も、あとあとになって「成人式に振袖を着ればよかった」と言い出す可能性はとても高いのです。

今は高い振袖だけでなくネットオークションや格安レンタルを利用し数万円で振袖を用意することもできます。できる範囲でお嬢様のご希望をかなえてあげてくださいね。

まとめ

成人式の振袖のことで娘さんと意見が違うのは成長の証。なんでも親の言う事を聞く子供なんていませんよ。

振袖のことで口論をするのは、親の振袖にどのような背景があるのかを話し、娘さんの想いも受け止める良いチャンスです。