成人式や結婚式で着る振袖。 あまり着る機会が少ない振袖についてのマナー、どれくらい知っていますか?

せっかく振袖を着るのだから、マナーを守って上品に着たいですよね。着こなしはもちろん、メイクや髪型・・気になることは沢山あります。

では、振袖を着ている時に香水をつけることはNG!と言われることがありますが、なぜNGなのでしょうか? 振袖を着て香水はつけてはいけないのでしょうか? 振袖の常識について事前に確認しておきましょう!

振袖に香水をつけるとなぜダメなの?

 

①シミになるから

振袖に香水をつけてはいけない大きな理由に【シミになるから】というものがあります。 振袖の多くは絹でできています。

絹はそもそも水分に弱く、いつも通りに手首・首元などに香水を吹きかけると、変色してしまったりシミになってしまったりする原因です。直接振袖に香水をかけることは絶対にしないようにしましょう。

 

②振袖をレンタルする人が多いから

香水は布に匂いがついてしまうと、簡単に落とすことができません。 振袖の場合、購入だけでなくレンタルして利用する方も多いでしょう。 香水の匂いは通常のクリーニングでは落ちないため、レンタルして返却した際に追加料金が発生してしまう可能性もあります。

 

③振袖の防虫剤の臭いと混ざるかもしれないから

多くの方にとって、振袖は頻繁に着用するものではないでしょう。振袖をタンスなどに保管しておく場合、防虫剤と一緒にしまっておくことがほとんどです。
近年では、無臭タイプの防虫剤も多く販売されていますが、防虫剤独特のにおいがある商品も多く販売されています。 長い期間振袖を防虫剤と保管しておくと、振袖に防虫剤の臭いがついて取れなくなってしまうことも・・・。

しかし、防虫剤の臭いを消すために香水を使用することはオススメしません。 香水を振袖にかけることでシミが出来てしまうことももちろん、防虫剤と香水の香りが混ざって不快なにおいになってしまう可能性もあります。

香水を付ける前に、防虫剤の臭いがついてしまった振袖は、風邪通しの良い日陰で十分に干して防虫剤の臭いを取っておくようにしましょう。

どうしても何か香りをつけたい!どうすればいい?

①ほんのり♡

練香水がオススメ 液体ではなく、塗るタイプの【練香水】が振袖にオススメです。 香りもきつすぎず、液体を振袖に付ける必要がないのでシミにもなりません。 振袖や着物用の和の香りがする練香水もあるので、一度探してみてはいかがでしょうか?

 

②うなじにワンプッシュだけ

振袖にふりかかることが無いように、うなじに1プッシュすることもオススメです。
うなじでなくても、耳の後ろにさりげなくつけてみるのも良いでしょう。
香りは下から上に流れるので、くるぶしなど下の方に付けてみると、ちょうどよく香りが上昇してきます。 直接ふりかけるよりも、手やコットンにスプレーして付けるようにすると、振袖につかずに香水をつけることができます。

 

③匂い袋を持っておこう

着物や振袖を販売しているお店では、【匂い袋】が販売されています。
和服に合う上品な香りのものが多く、鞄や胸元に入れておくことで香りを感じることができます。

まとめ

振袖を着る時の香水についてご説明しました。

髪型やメイクはもちろん、女の子にとって香りもとても重要です。振袖を着ていつも以上に気合が入ると、香水もつけたくなりますよね。 しかし、振袖に香水のつけすぎは厳禁です。 練香水や匂い袋を利用して、ほのかに上品な香りづけをしましょう。

香水を使用する場合、洋風の香りではなくできるだけ和の香りのものを探して使用することで、オシャレで上品な振袖の着こなしを演出することができます!